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プーさん
- 原元由紀
- 2019年8月21日
- 読了時間: 2分
ご存知の方もいらっしゃるかもしれないが大学生の愚弟がいる。ちなみに全く似ていない。あとパリピ。
昔からお勉強はてんでダメ、バスケ部に入部したかと思えばシューズとボールを買ってすぐ退部…などなど、何をやっても長続きしなかった彼奴がここ数年唯一打ち込めているのがベース。
多分、俺の影響が大きいんだろうけど。
軽音サークルがよっぽど楽しいのか、毎日夜中にブンブン弾いてるし、何ならちょっとずつ上手くなってきている。
そんな彼奴が珍しく、神妙な面持ちで頼みごとをしてきた。
「明日来るはずの書留を回収してくれ」と。
聞くところによると大学の前期の成績がかなり悪かったらしく、誰にも知られないうちに処理したかったらしい。
どんだけヤバいんだよ…と成績通知を見せてもらうと目も当てられないような有様。パワプロでいうと走力だけBであとは全部Fの野手みたいな感じ。
まあまあ、楽しくベースばっかり弾くのもいいけども、今のうちからちゃんと勉強しとかないと後で苦しくなるだけだぞ…と、”いかにも”なお説教をした上で、今回は協力するけど、後期はしっかり勉強して成績巻き返せよ!と助けてあげることにした。
(まあ自分の大学時代を考えるとどの口が言っとんねん…って感じなんだけどね笑)
「おう、わかったよ、反省して後期は勉強がんばるよ」
真顔でそう誓った彼奴がちょっとだけ頼もしく見えた数分後
"コーラスが上手くなりたいから”という理由でスプーンにてんこ盛りのハチミツをぺろぺろしだしたあのアホをいろんな意味で「プーさん」と呼ぼうと決めたのでした。

おしまい